けいばのブログ

穴馬予想と競馬おもしろコラムです

穴馬の見つけ方【基本編】

穴馬一筋のうまたつです。競馬ファンなら必ず願う穴馬的中。人気薄の予想が的中して高配当の払い戻しを手にし、財布が膨れ上がったときの興奮は、一度味わったら忘れられないほど魅力的ですよね。

しかし、「もう一度当てたい!」と思って狙っているとなかなか当たらずに、モチベーションと資金が底をついてしまう為、とりあえず的中が欲しくて堅いところを取りに行くと穴が来る。そして「あーっ、いまの取れてたよ」みたいな経験って誰にでもあると思うんです。

 

オッズの正体

馬券を買っていると、どうしても気になるのがオッズ。このオッズが曲者です。競馬新聞の◎○▲印とオッズは概ね一致しているためオッズが低い(低配当)は強い馬で、オッズが高い(高配当)の馬は弱い馬のような気になってしまいます。

もちろん、オッズは今日初めて馬券を買った初心者から40年競馬場に通っている人まで、みんなの予想が反映されます。

みんなの予想と言うのは、あくまでも玉石混合の予想なため、低配当の馬=勝つ馬ではないということは皆さんも重々承知だと思います。もちろん、新聞などでクリグリ◎の本命馬なんかは勝率は高いですが、配当は安い。だから、本命馬ばかり購入しているとお金が増えないというサイクルになってしまします。

 

 

的中率よりも回収率

穴馬は配当が高いのですが、的中率が低い。ここが、穴馬が敬遠される理由だと思います。馬券がはずれ続けていると気持ちが揺らいできますし、楽しくない。

それもわかります。でも回収率を上げるためには沢山のファクターから来そうな馬を見つけ、買い続けることが必要です。

 

考えてみてください。オッズが2倍の馬を買い続けた場合、2回に1回は必ず的中しないとマイナスです。しかも、2回に1回ではプラスマイナスゼロ。

毎回12レース中7レース以上的中するなんて無理でしょ。

 

これが、穴馬の場合ではどうでしょうか?オッズが25倍の馬がいたとします。この程度のオッズであれば、だいたい6番人気~9番人気と言ったところでしょうか。もちろん出走頭数などいろんな条件で、必ずしもその通りではありませんが、25レースに1回的中すればプラスマイナスゼロです。

僕の個人的な考えですが、勝つ馬を2回に1回以上当て続けるよりも現実的な気がしませんか?

もちろん、来る可能性の高い穴馬を見つけるために、多くのファクターを基に沢山考えなければなりませんが。

 

穴馬になる理由

穴馬予想をするためには穴馬とはどんな馬かを考える必要があります。

穴馬とは人気の無い馬の事ですが、どうして人気が無いのか、人気を落とす主だった 理由を7つ挙げてみます。

1、単純に弱い

2、近走成績が悪い

3、休み明け

4、クラス編成、転入等、距離など条件の変更

5、馬体重の極端な増減

6、鞍上が地味

7、血統が地味

 

穴馬選びのPOINT

人気を落としている馬にも、実力とは関係ない理由で人気を落としている場合があります。

鞍上が地味

例えばジョッキーが有名か地味かです。競馬に詳しい人であればマイネルの冠馬に有名どころの武豊Jや岩田Jが乗っていて、近走振るわなかったとしても、主戦ジョッキーの丹内Jに乗り替わりがあれば、これは勝負気配かな?と考えます。

2015年の最多勝利騎手の戸崎Jですが勝率は13.8%です。岩田Jですら10%(ルメールJは19%)です。つまり8割以上は負けているということです。

わりと地味な(本人には失礼ですが・・)鮫島Jで勝率7.5%です。岩田Jとそこまで大差ない勝率。でも、岩田Jや浜中J、戸崎Jなどリーディング上位騎手が鞍上だと馬の実力以上の人気になりがちです。地味な騎手の実力馬こそ妙味ありです。

 

近走成績が悪い

また、人気にものすごく影響するのが、近走成績。とくに競馬新聞などは過去5走程度しか見れませんので、函館や札幌などの洋芝適性が高い馬がいたとすれば、その開催時期以外は成績がイマイチでも、突然好走したりもします。

また、芝で成績が悪くても、ダートに転向したとたん好走することもあります。JRAでは芝レースの方が重賞も多く、JRA登録馬のすべてといっても良いほど、多くの馬が芝での活躍を望みます。よって、必然的に芝のレースはレベルが高くなりますので、芝で使われていた馬が、芝コースで結果が出なくて、ダート転向したとたんに好走することが多いです。もちろん、筋肉量や血統、繋ぎと蹄の具合など、ダート向きの馬体かどうかという事もありますが、まずは芝での近走成績に左右されない事が重要です。

近走成績はあくまでも、ここ数戦のみの成績であるということを意識しましょう。

 

休み明け

他にも休み明けも嫌われる理由としてよく言われますが、使い減りする馬などは休養明けの方が好走したりしますので、そういった馬の特徴なども考慮する必要があります。

大切なのは、休んでいた理由です。骨折やコズミ(筋肉痛)などのトラブルで休んでいた場合は、その期間に十分な調教ができない状態でいますので、心肺機能や酸素の最大摂取量が低下して、いわゆる息が持たない状態となります。

反対に、短期放牧(厩舎の馬房の空きが無い時などの一時的な放牧)や、リフレッシュ放牧では疲労回復を図ったり、気持ちの切り替えをしたりと、前向きな休みである為、休み明けの好走が見込めます。

また、長期休み明けでも、何回かレースを使っていれば心肺機能も回復してきますので、いわゆる叩き3戦目の好走など、急に良い走りを見せることもあります。

休み明けは、諸条件や休みの理由などを考慮すれば、人気が出ないので狙い目です。

 

 

穴馬を自分で見つけるときの5つの注意事項

ということで、穴馬を見つけるには以下の事を意識して馬券選びをしてください。

1、近走成績を最重要視しない

2、オッズは強さと比例しない

3、騎手の人気に騙されない

4、休み明けが妙味あり

5、ダート転向は要チェック

 

 

もちろん、穴馬を見つけるときの重要なファクターとしては、これまで述べてきたポイント以外にも展開、馬場状態などの重要な要素はありますが、この場でそれについて書くと、ものすごく長くなってしまうのでまたの機会に紹介したいと思います。

みなさんも、激走する穴馬を見つけて、友人などから「なんでその馬買えるんだよ!」

と言われながらドヤ顔で払い戻しに行きましょう!

 

*穴馬の見つけ方の続編はこちら

www.umatatsu.com

 

 

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