JRA 2016年の騎手リーディングの熱い戦いに注目しよう
いよいよ2016年もあとわずか。JRAの2016年の戦いも今週末の開催をのこすのみとなりました。
世間の注目は有馬記念に注がれており、メディアや街中など至るところで有馬記念の文字を目にする。さすが売上NO1のグランプリといったところですね。
そんな中で、今年のJRAではもう一つの熱い戦いが繰り広げられている。それは、騎手リーディングだ。現在の順位は以下の通り。
順位 ▼ | 騎手名 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着 | 5着 | 着外 | 特別R 勝利数 | 騎乗 回数 | 勝率 ▼ | 連対率 ▼ | 3着内率 ▼ | 通算 勝利数 | 総賞金 |
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1 | C.ルメール | 181 | 105 | 98 | 82 | 64 | 232 | 60 | 762 | 0.238 | 0.375 | 0.504 | 538 | \3,602,683,000 |
2 | 戸崎圭太 | 180 | 131 | 101 | 83 | 82 | 361 | 53 | 938 | 0.192 | 0.332 | 0.439 | 648 | \3,287,426,000 |
3 | 川田将雅 | 131 | 87 | 82 | 66 | 62 | 264 | 49 | 692 | 0.189 | 0.315 | 0.434 | 1040 | \2,812,309,000 |
4 | M.デムーロ | 130 | 93 | 90 | 71 | 52 | 290 | 52 | 726 | 0.179 | 0.307 | 0.431 | 602 | \3,111,663,000 |
5 | 福永祐一 | 105 | 100 | 68 | 69 | 55 | 297 | 38 | 694 | 0.151 | 0.295 | 0.393 | 1933 | \2,544,578,000 |
6 | 内田博幸 | 89 | 75 | 60 | 71 | 72 | 526 | 26 | 893 | 0.100 | 0.184 | 0.251 | 1017 | \1,534,536,000 |
7 | 田辺裕信 | 83 | 82 | 74 | 72 | 66 | 382 | 26 | 759 | 0.109 | 0.217 | 0.315 | 625 | \1,665,727,000 |
8 | 武豊 | 73 | 83 | 77 | 49 | 55 | 309 | 26 | 646 | 0.113 | 0.241 | 0.361 | 3859 | \2,169,349,000 |
9 | 岩田康誠 | 66 | 84 | 87 | 78 | 76 | 435 | 12 | 826 | 0.080 | 0.182 | 0.287 | 1368 | \1,385,556,000 |
10 | 和田竜二 | 65 | 86 | 79 | 70 | 83 | 557 | 17 | 940 | 0.069 | 0.161 | 0.245 | 1041 | \1,388,575,000 |
http://www.jra.go.jp/JRADB/accessK.html *JRAのデータベースから抜粋
現在、1位と2位でC・ルメール騎手と戸崎騎手が、わずか1勝差の僅差で争っています。残り3日間でルメール騎手は20鞍程度、戸崎騎手は32鞍の騎乗予定です。戸崎騎手の方が10鞍程度多いようですが、そのアドバンテージを生かせるのか見ものです。ざっと、騎乗予定馬をみると、ルメール騎手も戸崎騎手も、強い馬への騎乗が多いように見えます。
この戦いで忘れてはならないのが、エージェントの存在。戸崎騎手のエージェントである中村剛志氏は、元々は金沢競馬の騎手。ウチパクこと内田騎手のエージェントも務める敏腕エージェントだ。
同じ地方競馬出身者として、なんとして戸崎騎手にリーディングタイトルを取らせたいと、残り3日間の騎乗は良馬の騎乗依頼を沢山取り付けてきたはずだ。
対するルメール騎手のエージェントは関西の競馬新聞「競馬ニホン」の記者の豊沢信夫氏。豊沢氏は、もともとMデムーロ騎手のエージェントだったが、デムーロ騎手は今年になってエージェントを変えている。あくまで噂の域を出ないのだが、今年はデムーロ騎手が勝ち星でルメール騎手に水をあけられている為、エージェントを変えたのではないかとのこと(噂なので真相はわかりません)
豊沢氏は、社台グループとの人脈も多く、強豪馬ひしめく関西圏でもやり手エージェントの一人だ。
もちろん、実際に走るの騎手と馬なので、当人たちの技術も大切だが、どの馬に乗れるか?というエージェントの手腕が、今年のリーディング争いに大きく影響しているのは間違いない。
特に、近年の競馬はエージェントと厩舎、中央競馬会の癒着等も問題視されており、今年引退した藤田騎手は、その事に嫌気がさした旨を話し、業界に一石を投じたことは記憶に新しい。
ここまで、リーディング争いについていろいろ書いてきたが、実は3位と4位争いも1勝差の僅差となっている。
川田騎手とデムーロ騎手だ。残念ながら上位2名とは大きく離されているが、こちらの争いにも注目したい。
さあ、有馬記念に向かって競馬ファンや関係者は盛り上がりを見せているが、騎手リーディングの東西対決は、歌合戦の紅白対決よりも熱い事は間違いない。
個人的には、藤田菜七子ちゃんが5勝で100位ちょうどにいるので、なんとかあと1勝して2ケタ台に乗ってほしいと切に願うばかりだ。
LOVE! NA NA KO! 俺、キモっ!