馬にまつわる「ことわざ」を馬券購入に役立てよう
馬好きは馬がつく文字を見ただけで、つい、いろんなことを考えてしまうもの。
馬好きの性(さが)とでも言おうか。
この、馬に関することわざ。馬に関することなのだから、競馬でも役立つに違いない。
早速、ことわざの意味するところについて考察して、馬券購入に役立ててみよう!
馬の耳に念仏
馬の耳に念仏を唱える和尚はこれまで一度も見たことが無い。一度もだ。これはどのようなシチュエーションなのだろう。
昔、新米和尚が檀家の葬儀に行く前に馬に向かって念仏を唱えることでお経の練習をしたということで間違いないのであろう。
つまり、このことわざは、なんの準備もせずに馬券を購入してもダメ。
事前の情報収集など、何事にも入念な準備が必要だということを説いているに違いない。
馬子にも衣装
馬子とは何か?きっと仔馬のことであろう。だとすると仔馬に衣装を着せる!?どんな状況ですかコレ。
すべてわかりました。
小さかった馬が、2歳馬になり、デビューを迎え、ゼッケンという衣装をつけたときの馬主の心境を表したのであろうと推測される。
このことから学び取れるのは、すべての競走馬が無事にデビューを迎えられるわけではない。育成途中で競走馬として致命的な欠陥が見つかったり、調教での故障によりデビュー前に引退したり。
つまり、このことわざは無事に競走馬としてデビューできることは幸せなことであるとの戒めであり、一口馬主などで出資した分が、必ず還ってくるものではないと、我々を戒めることわざであることは、想像に易しい。
馬耳東風
馬の耳に東の風とは、現在の競馬界の西高東低(関東馬より関西馬の活躍している状態)を表している。
つまり、馬券を購入するときにこのことわざを使用するならば「やっぱり軸馬は関西馬にしたほうがいいよ。馬耳東風だからね。」という使い方をするのが正解。
天高く馬肥ゆ
もともと、馬産地の南部藩(青森県南から岩手県北にかけて)では寛文のころより「せりうま」が盛んにおこなわれていたとの記録がのこされており、そのころから続く馬の競り市(セレクトセールなど)の売却額の傾向について表していることわざである。
馬格の良い馬(馬肥ゆ)は良く走るし、良く働くため、天井知らずの高額(天高く)で取引されるという様を、昔の人たちは「天高く馬肥ゆ」と表現した。
このことから、僕たちが学ばなければならないことは、馬格の良い馬はエサも沢山食べるだろうし、輸送時の馬運車の燃費もかかる事から、小さい馬よりランニングコストがかかる。だから、大きい馬は自分の食事代を稼ぐために賞金を稼がなくてはならない。
このように何かと費用がかかる肥ゆる馬は馬券的には「買い」ということである。
さあ、みんなも競馬場で馬ことわざを披露して、羨望の眼差しを浴びようではないか!
うん。刺されそうなので嘘八百はこの辺でやめておこう。
アディオス、アミーゴ!